「バレエをやっているから、膝が痛くなる」
「レッスン後、腰が痛い」
それ、本当にバレエのせいでしょうか?
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熱心にバレエに取り組む大人の方たちから
「膝が痛い」
「腰が痛い」
と言っているのをよく耳にします
その原因、もしかしたら反張膝ではないですか?
反張膝の原因と影響
反張膝とは
真っ直ぐに立った時、足は一直線に伸びますが
膝は本来はそれを超える可動域を持ちません
本来の可動域を越えて膝が後ろに反ってしまう状態を反張膝と言います
反張膝が引き起こす症状
- 膝痛・腰痛
- 下肢の張りやむくみ
- 姿勢の崩れ
- 股関節や膝関節の変形
- 首や肩こり
膝痛はもちろん、
身体を支える土台が弱くなり身体の歪みが生じるため
身体の様々な箇所に症状が起こります
反張膝になる原因
- 膝に力を入れて反らせている
膝を伸ばそうとして、膝を後方に押し込んで立っている
- かかと重心に立っている
過度に踵に乗っていると、膝を押し込んで立つ原因となります
- 筋肉バランスの崩れ
太腿の前側の大腿四頭筋と
後側のハムストリング大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋…
膝上と膝下の筋肉…
これらの筋肉バランスが崩れると反張膝になりがちです
改善方法
痛みが伴わないと、症状を軽視したり
その症状に気付いていないという可能性もあります
鏡の前で横向きに、膝を伸ばして立ってみてください
膝が少しでも後方に反っていたら、
それはもう立派な反張膝です!
膝下のアライメントを整えましょう
- かかと重心にならないよう、足全体で地面を踏む
- 足の指が浮くことのないよう、足指も地面を踏む
- 膝と爪先の向きを揃える
バレエを習っている人に多く見られる反張膝ですが、
残念なことに未だに
膝が中に入っている方が綺麗!
なんて思っている人がたくさんいるようです
実は
百害あって一利なし
なのです
上記の症状がいつ起こるかもしれない状態で
ハードなレッスンを繰り返していたらどうなるでしょう?
身体のあちこちに痛みが出てくるのは当然です!
年齢が若いうちは、もしかしたら痛みが出ないのかもしれません
でも、その負担は脚のラインに現れます
反張膝の人が膝を伸ばす時、
大腿四頭筋の力を過度に必要とします
大腿四頭筋だけが鍛えられてしまい、
太い太腿を作ってしまいます
それによって、
ふくらはぎや臀筋も大きくなります
また、骨盤が前傾し腰痛が起こり
正しくターンアウトすることも出来ません
今までたくさんの生徒たちを見てきて、
反張膝の人たちに現れる特徴のようなものがあります
- 骨盤前傾による出っ尻
- 大腿四頭筋が発達している
- 頸椎が前傾している(顔が前に出る)
- 猫背、肩甲骨が後傾している
このような状態でバレエをやると
上方へ伸びていくことは当然出来ません
かかと重心で、
ひどい場合は爪先が床から浮いてしまうので
体重移動がうまく出来ません
上体が落ちているので
ルルベになってもアテールの時との高さの差が見られません
大腿四頭筋を使って脚を上げることになるので、
脚は太く重そうに見えます
実際、重いと思います
私はその解決の過程として、
常に爪先重心でいる事を推奨しています
爪先重心になる事で、
膝を押し込むことが出来なくなります
本人たちは
と言いますが、
それで本来の真っ直ぐになることが殆どです
この矯正方法は、実は私自身の経験から行なっています
こう先生から言われ、
私もかつては反張膝になってしまいました
『膝』=『膝蓋』
そう思いますよね?
膝の前側で伸ばそうとするあまり、
膝を押し込んでいました
その結果、半月板は擦り減り
20代の頃から膝の痛みを発症し、
足の故障も頻繁に起こり、
ついには椎間板ヘルニアを発症しました
この頃の私の脚は、競輪選手並みの太さでした😅
続く膝の痛みを改善したくて、
踵を浮かせてレッスンすることにしました
これが正しいわけではなく、あくまでも過程です
その過程中、膝の痛みはなくなり太腿も細くなってきましたが、
ふくらはぎが少し発達しました😅
あくまでも過程!
しつこい?(笑)
反張膝にならない膝を伸ばした時の感覚を覚え、
今度は足全体で床を踏むように変えた途端、
ふくらはぎの張りもなくなりました
椎間板ヘルニアは治ることがありませんが、
アライメントを改善してからは
身体の故障・不調知らずです!
不調のある方、
横向きに鏡の前に立って
ご自身の状態をチェックしてみてください!
あ、チェックする時は
6番ポジションで立ってくださいね〜
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